Press Release

Snapmaker、Phaetusと高流量ホットエンド「Liber」をU1向けに投入

9月 22, 2026

Image: Snapmaker

PLA・ABS・PETG HFで最大87%の吐出量向上、量産・試作用途を想定したアクセサリーとして発売

【中国・深セン、2026年9月22日】Snapmakerと Phaetusは本日、Snapmaker U1向けに共同開発した「Snapmaker × Phaetus Liber™ High Flow Hotend」を発表した。高い吐出量と耐摩耗性、精密な設計を組み合わせた新型ホットエンドで、量産用途や試作の高速化に適している。

Snapmakerの最高執行責任者(COO)、Mickey Ke氏は次のように述べている。「U1はユーザーとともに成長を続けています。そのビジョンの中心にあるのが、アクセサリーエコシステムの拡充です。Snapmakerのプラットフォーム設計力と、Phaetusのような専門パートナーの知見を組み合わせることで、より幅広いユーザーニーズに応え、製品のライフサイクル全体を通じて価値を提供し続けることができます。この協業のあり方は、適応力があり、高い性能を備え、現実のクリエイティブワークフローと密接に結びついた製品であるという、Snapmakerブランドが目指す姿を体現するものでもあります。Liber High Flow Hotendは、そのエコシステムを構築する上での重要な一歩であり、U1を軸とした今後のさらなる協業の土台となります」

Liber™ High Flow Hotend for U1とは

Liber High Flow Hotendは、U1専用に設計された一体型の押出モジュールである。Phaetusの「Liber Split-Flow Melt Channel」、DLCコーティングを施した硬化スチール製ノズル、精密加工によるシームレスなヒートブレークを、U1のハードウェア構成とプリントワークフローに合わせて一つのホットエンドアセンブリに統合している。

Cutaway view of the Liber™ Split-Flow Melt Channel inside the U1 high-flow hotend. | Image: Snapmaker
Cutaway view of the Liber™ Split-Flow Melt Channel inside the U1 high-flow hotend. | Image: Snapmaker

最大87%の吐出量向上

吐出量は、ホットエンドが1秒当たりに供給できる溶融材料の量を示す指標である。Liber Split-Flow Melt Channelは溶融経路を複数の最適化されたチャンネルに分割することで、表面積対体積比を高め、フィラメントの中心部まで熱がより効率的に伝わるようにしている。

エネルギー使用量を揃えた条件下でのテストでは、U1ステンレススチールホットエンドと比較して、高流量ホットエンドの吐出量はPLAで66%、ABSで87%、PETG HFで43%向上した。この持続的な吐出量の向上は、大型モデルや長く連続する押出経路において特に有効であり、こうした場面では材料供給がプリント速度の主な制約となりやすい。

Phaetusの最高技術責任者(CTO)、Donald Wan氏は次のように述べている。「Snapmakerとともに、Liber High Flow Hotendに取り組めたことを嬉しく思います。Snapmakerの厳密なエンジニアリングとユーザー体験への注力は、Phaetusの押出技術における専門性を補完するものです。両社のチームは緊密に連携し、高い溶融吐出性能、精密な制御、耐久性、使いやすさをU1向けの一つの製品に統合しました。この協業は、より開かれた技術エコシステムに向けた重要な一歩であり、今後もSnapmakerとともに3Dプリンティングの技術革新と普及を推進していくことを楽しみにしています」

Donald Wan, Chief Technology Officer at Phaetus, presents the Liber™ High Flow Hotend for U1. | Image: Snapmaker
Donald Wan, Chief Technology Officer at Phaetus, presents the Liber™ High Flow Hotend for U1. | Image: Snapmaker

高い生産性と信頼性を両立する設計

  • 大型プリントでの効率向上: 持続的な高流量押出により、U1は長い外周やブロード形状のインフィル領域、その他連続的な経路においても高い吐出量を維持しやすくなり、溶融能力の限界による速度低下を抑える。
  • 高速プリントでも安定した品質: 効率的な溶融と安定した押出により、層間の密着性と表面品質の高さを維持しやすくなる。比較テストでは、ストリンギングや液だれの減少も確認された。
  • 長期的な信頼性: ノズルには、HV725〜780の硬度を持つ硬化スチール基材と、耐摩耗性のDLCコーティングを組み合わせている。内部表面粗さRa≤0.2μmのシームレスなヒートブレーク、ミクロン単位の加工精度、精密に接合された端面により、材料の付着や漏れ、詰まりを低減している。
Illustrated heat-transfer comparison between Liber™ split-flow and conventional straight-channel designs. | Image: Snapmaker
Illustrated heat-transfer comparison between Liber™ split-flow and conventional straight-channel designs. | Image: Snapmaker

U1パートナーエコシステムの拡大

今回の発売は、U1パートナーエコシステムの拡大に向けた重要な一歩となる。専門的な技術パートナーによる高精度なコンポーネントを取り入れることで、Snapmakerは統合されたU1の使用体験を維持しながら、より幅広いプリント要件に対応できるようになる。この協業は、新たな材料や用途、ユーザーニーズに応じて拡張し続けるプラットフォームとしてのU1の姿を、さらに確かなものにする。

価格と販売について

Snapmaker × Phaetus Liber High Flow Hotend for U1の価格は34.99ドル。
Snapmaker × Phaetus Liber™ High Flow Hotend Bundle for U1の価格は119ドル。
実際の価格は市場により異なる場合がある。

製品詳細および購入については、https://shop.snapmaker.com/products/liber-high-flow-hotend を参照。

対象企業について

Snapmakerは、誰もが世界を、文字通り変えることができるようにする製品を手がけている。3-in-1のデスクトップ型ファブリケーションマシンから、マルチカラー・マルチマテリアル対応のツールチェンジャー型3Dプリンター「Snapmaker U1」、そしてそれらを動かすソフトウェアまで、Snapmakerは創造を民主化するエコシステムを構築している。Snapmaker: Make Something Wonderful.

詳細については snapmaker.com を参照。